シングルマザーの平均年収が223万円という調査結果に驚きと憤りを感じています。
さらにひどいことに正規の職員はそのうち4割ということで、母子家庭世帯の貧困問題は深刻ですね。
【シングルマザーの平均年収は223万円という現実】
母子世帯の母親の世帯年収は223万円ということで、現在シングルマザーの多くが貧困状態にあるというのです。
そのうち8割のお母さんが仕事をしていますが、「正規の職員」の割合は4割で「パート・アルバイト」などが5割を超えているということです。
年収223万ということは、月収にすると約15万円ほどですよね。
家賃控除や母子手当、養育費などあるのかもしれませんが、それにしても子供を育てていくには十分とは言えないですよね。
それに加え、まだお子さんが小さい場合などは急な体調不良などで仕事を休んだり早退しなければいけないということも少なくありませんし。
お母さんは仕事だけしていればいいとうわけにはいきません。
朝起きてから夜寝るまで仕事・家事・育児に追われるのです。
【離婚したのが自分の責任なの?】
シングルマザーと聞くと、「離婚」という文字が浮かびますが、何も離婚だけがシングルマザーになった理由ではありません。
旦那さんと死別なさった方もいますし、一口に離婚と言っても理由は様々です。
ネットでは「自己責任」という意見も多いですが…
中には、本当に大した理由なくという方や、自分の不倫が原因でという方もいるのかもしれませんが、離婚するにあたってきっとお母さんたちだってたくさん悩んで決断したはずなのです。
それを「離婚した自分の責任でしょ」というのはあまりにもひどいのではないかなと個人的には思います。
誰も最初から離婚しようと思って結婚する人はいないと思いますし、シングルになりたくなくてもなってしまった方というのは多いはずです。
周りにもシングルの友達は多いですが、いつも思うのは「どうして母親だけこんなにも苦労しているんだろう。父親の役目って離婚したらそれで終わりなの?」と思ってしまいます。
お母さんたちはそれでもかわいい我が子ですから、苦労してでも自分がしっかり育てなきゃと思いますよね。
父親は養育費を払っていればそれでいいのでしょうか?
月に数万円の養育費を払ってそれで終わり。この現実にも憤りを感じます。
その養育費すらきちんと払わない人も多いんです。
異性の友人で離婚した人の中には、「養育費は払ってるけど会ってはいない。下手に会わない方が子供のため。」といいつつ毎週飲み会に参加し彼女ができたできないで盛り上がっていたりするのを見るたび、どうしても冷ややかな目で見てしまいます。
何もできることはないのかもしれないけれど!その間も別れた奥さんは一人で子育てして仕事して…ってやっているんだろうなという想像がチラつくんです。
なんだか不公平に感じてしまいますよね。
それに加え、正規での雇用が難しく、結果世帯年収は上がらずに貧困状態という負の無限ループなわけです。
これは本当に早急にどうにかしていただきたい問題ですよね。
今結婚していて、「自分は安心だわ。」なんて思っていても明日は我が身です。
人生何が起こるかわかりませんからね。
シングルのお母さんやお子さんにとって、生きやすい社会というのが来る日を切に願います。