猛毒を持つ南米原産のヒアリ(火蟻)が兵庫県尼崎市のコンテナ内で発見されたとして話題になりましたが、このヒアリが神戸市のコンテナヤードでも発見されたということで、引き続き注意が必要です。
この記事では、ヒアリの特徴や刺された場合の対処法、致死率などについてまとめています。
【神戸市のコンテナでもヒアリが100匹ほど確認!】
元々日本にはいない外来種である、南米原産「ヒアリ」。
これが先月の5月26日に兵庫県尼崎市のコンテナ内からヒアリの巣が発見されました。
そして今月18日に神戸市の人工島・ポートアイランドのコンテナでも約100匹ほどのヒアリが確認されたということです。
現在のところ人的被害はなく駆除も終わっているということですが、すべて駆除できていなければまだどこかに潜んでいる可能性もあるので非常に怖いですよね。
【ヒアリと普通の蟻の特徴の違いは?】
普段蟻なんて気にして生活していないと思うので、いざ遭遇してしまったときには、どのような蟻がヒアリなのかという特徴を知っておくことで事前に危険を回避できますよね。
というわけで、ヒアリと現在日本にいる一般的な蟻との違いをまとめてみました!
まずはヒアリです!
こちらがヒアリなのですが、体長は2.5ミリ~6ミリで赤い色、お腹の部分が黒いというところが特徴です。
毒針を持っており、毒針で何度も刺してくるので要注意です。
そして日本にいる一般的な蟻ですが、黒いものでしたらまず色が違うので見分けが付きますよね。
しかし、中には色の赤いものもいると思います。
そのひとつに家の周辺や家の中でも比較的見かけることが多いのがヒメアリです。
こちらは体長1.5ミリ~2ミリなのでヒアリと比べると少し小さいのですが、実際にヒアリの実物をみていないと大きさで判断するというのは難しいですね。
ちょっと怪しいなと思われる赤い蟻を見かけたら近寄らないことが一番です。
【ヒアリに刺された場合の対処法や致死率について】
万が一、ヒアリに刺されてしまった場合の対処法をご紹介します。
・20~30分は安静にしつつ、体調の変化に注意する
・容体が急変したら直ちに病院へ(病状は急速に進みます)
症状としては
軽度:熱さを伴う激しい痛み、かゆみが現れ、10時間ほどで膿が出る
中度:部分的、または全身にかゆみを伴うじんましんが現れる
重度:呼吸困難、血圧低下、意識障害などのアナフィラキシーショックが起こる可能性
致死率については、正式な報道がされていませんがアメリカでは1500人のうち100人が亡くなってしまったという統計があるようなので大体7%くらいでしょうか…。
これを低いととるか高いととるかですが、15人に1人くらいと考えるとあながち低いとも言えませんよね。
引き続き注意が必要です。