乳幼児がかかりやすいロタウイルスがこの1週間で過去最多となったということなので、十分に注意が必要です。

今日は、乳幼児のロタウイルスの症状や対策についてまとめてみました!

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【ロタウィルス過去最多】

乳幼児を中心に感染する「ロタウィルス」の患者数がここ1週間で過去最多となったことがわかり、小さいお子さんをお持ちのお母さんはひやっとしたかと思います。

国立感染症研究所によると、都道府県別では群馬県が最多で、香川、福井、岡山の順に多いそうです。

自分が住んでいるところからは遠いから安心!ということはないので、しっかりと今から予防対策を行っていくことが大切ですね!

【乳幼児のロタウイルスの症状や治療法とは?】

乳幼児がロタウイルスに感染すると、2~4日の潜伏期間の後に下痢やおう吐などの症状が3~8日続き、39度以上の発熱を伴ったりもします。

咳や鼻水も出ますのでただのお腹の風邪かな?と思ってしまうこともあるかもしれませんが、ロタウイルスというのは便の色が特徴的なので、これらの症状が出た時には便の色に注意してください。

ロタウイルスに感染すると、白っぽい水様便になります。
便が白くなる原因は判明していないようなのですが、便が白っぽいと思ったら要注意ですので、二次感染を防ぐためにも、便の処理には気を付けましょう。

マスクなどを着用し、便が付着したものにはウィルスが含まれている可能性がありますので気を付けてください。

また、下痢やおう吐などが続くと脱水症状を起こしやすいので、脱水症状が出ていないかも注意して見るようにしましょう。

治療法については、ロタウイルスに効果がある薬というのは現在ありませんので、自然治癒が基本です。
脱水症状を防ぐためにこまめに水分補給することと、症状が落ち着いてきてからは、消化の良い食べ物をあげるようにしましょう。

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【ロタウイルスの予防法は?】

感染してしまったものは仕方ないですが、これ以上感染を拡大させないためにも予防対策はきちんとすることが大事です。

まずは、手洗いうがいを徹底すること!
そして、嘔吐物や便のついたオムツなどを交換するときには、ゴム手袋をつけて汚れ物は袋に入れしっかりと結びましょう

衣類などが汚れてしまった場合には、家庭用の塩素系漂白剤で消毒したあとに、他の洗濯物とは分けて洗濯するようにしましょう

幼稚園や保育園など、人がたくさん集まるところでは、手洗いうがいをしっかりしていても感染してしまうということはあります。
なので、ご家庭での二次感染はなるべく避けたいものですよね。

普段から手洗いうがいは徹底しておくようにしましょう。

【3月~5月が感染のピーク?】

3月ごろまではインフルエンザの流行があるので、インフルエンザにばかり注意がいきがちですが、冬が終わったので一安心と思いきや、春ごろから感染のピークを迎えるものもあります。

それがロタウイルスです!
ロタウィルスは3~5月に感染のピークを迎える急性胃腸炎で、驚くべきことに毎年2~18人の死亡例も報告されているということなので、急性胃腸炎だからと言って油断はできませんね。

春は環境の変化や気温の変化で体調を崩しやすく、免疫力も低下していますので、冬が終わったからと安心せずに引き続き十分に注意してください。

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