歌舞伎俳優の中村獅童さんが初期の肺腺癌だったことがわかり、手術を受けることになったようです。
肺腺癌と聞くと、肺がんと何がちがうのか?
と思われると思います。
今日は、肺腺癌の初期症状や、肺がんとの違いについてまとめてみました!
【中村獅童さんが肺腺癌に】
歌舞伎俳優の中村獅童さんが、初期の肺腺癌だということが、定期健康診断でわかったそうです。
入院して手術を受けることになるそうで、出演予定だった舞台も休演するということです。
この件に関して、中村獅童さんは直筆のコメントを出されています。
毎年、定期的に受けている人間ドックの中で初期の肺腺癌であることが分かりました。
今見つかったのが奇跡的と言われる程の早期発見で、この状況ですぐに手術をすれば完治するとの担当医師からのお言葉でした。
入院までは、お受けした仕事を精一杯つとめますが、やむを得ず六月博多座大歌舞伎及び歌舞伎座七月大歌舞伎を休演することを断腸の思いで決断いたしました。
ということです。
完治するとのことで、本当に良かったです。
【肺腺癌と肺がんの違いとは?】
がんの発生率の中でも多くを占めるのが肺がんと言われていますが、その肺がんの半数以上が肺腺癌なんだそうです。
肺がんというのは、大きく分けて3つにわけることができます。
肺腺癌はその中の1つというわけですね。
ですので、「肺がん」と言われた場合には肺腺癌も含まれているということです。
肺がんの60%を占めると言われているがんで、一番発生率が高いのが肺腺癌です。
男女で比べると、意外なことに女性の方が発生率が高く、年々増加の傾向にああるようです。
肺の中の気管支の細かい末梢部分や、肺の中にある末梢肺野という部分に発症するものなどが肺腺癌と呼ばれます。
【肺腺癌の初期症状などは?】
今回、中村獅童さんは健康診断で発見されたということですが、では、初期症状などはなかったのでしょうか?
肺腺癌の初期症状や特徴などについてまとめます。
・初期ではほとんど自覚症状がない
・進行が早い
・転移しやすい
・喫煙率には関係なく、非喫煙者でもかかりやすい
・女性患者の方が多い
初期症状では自覚症状がほとんどないため、中村獅童さんのように健康診断で発覚するケースが多いそうです。
しかし、肺腺癌が進行すると様々な症状があらわれてくるそうで
・空咳
・痰
・喘鳴
・胸の痛み
・胸水が溜まる
という症状が現れます。
そして、さらに進行が進むとリンパ節などに転移が起きやすく、倦怠感や激痛を感じることもあります。
さらにさらに進むと、腕や胸、肩などに痛みやしびれを感じるようになり、顔面のむくみなどが起こることもあるそうです。
初期症状もなく、喫煙率にもあまり関係しないということなので「自分は大丈夫だろう」と油断せずに定期的に健康診断を受けるということが大事ですね!
一日も早い発見が完治に繋がるということですし、今年はまだ健康診断を受けていないと言う方も、この機会に受けてみてはいかがでしょうか。