川崎市の大師幼稚園にて園児2名が感染症の疑いで死亡したというニュースが注目されていますが、原因は劇症型心筋炎では?とのうわさになっています。
劇症型心筋炎と聞くと、あまり聞きなれない病名なので、この記事では劇症型心筋炎とは一体どんな疾患なのかをまとめました。
目次
【川崎市の大師幼稚園にて園児2名が感染症の疑いで死亡】
神奈川県川崎市にある大師幼稚園にて園児2名が相次いで帰宅後に死亡するというニュースがありました。
原因は、なんらかの感染症によるものではないかということで現在も調査中です。
このニュースについての記事はこちら⇒川崎市大師幼稚園で園児2人が感染症で死亡?原因や症状は?近くの東門前小学校でも?
園児2名が亡くなってしまった理由は今現在わかっておりませんが、「劇症型心筋炎では?」とのうわさが広がっています。
では、劇症型心筋炎というのはどういった病気なのでしょうか?
【劇症型心筋炎とは?】
劇症型心筋炎とは、もっとも多い急性心筋炎の中でも、急激に症状が悪化し、血液循環の維持ができなくなってしまう病気です。
急激に悪化するのを予測するのは難しく、急性心筋炎から劇症型心筋炎へ悪化する割合なども現在明らかになっていないということです。
〈劇症型心筋炎の症状とは?〉
最初は、発熱を伴う風邪のような症状や、嘔吐、下痢などの軽い初期症状から始まります。
数時間で症状が悪化し、重症心不全、ショック、致死性不整脈などを起こすこともあります。
〈治療方法は?〉
薬物治療だけでは治らず、血液の循環を良くするために体の外側から心臓の働きを助ける体外補助循環装置などが必要になってくるそうです。
〈致死率について〉
これまでは、劇症型心筋炎についての治療法がなく死に至るケースが多くあったそうですが、近年では、体外補助循環装置を用いて救命処置を行うことができるようになったために、致死率は50%ほどになっているということです。
しかし、急激な容態の悪化から危篤状態になってしまうという病気なので命を落としてしまうというケースも少なくないようで。
ちょっとでも怪しいなという症状が現れたらすぐに医療機関に診察を受けに行くようにしましょう。