富山県の小学校で、男子児童に担任の女性教師が給食を無理矢理食べさせ嘔吐させたということがありました!
体罰と指導の境界線が非常に難しくなってきている時代ですが、これは明らかにやりすぎですよね。
【小4の男児に給食押し込み嘔吐させた女性教師】
富山県の市立小学校にて、男子児童に担任の50代女性教諭が給食のおかずを無理矢理口に押し込み嘔吐させたということがありました。
これを受けて、この女性教諭は担任から外されたということです。
この担任の教師は、男子児童が嫌いなおかずを食べなかったため、おかずを口に無理矢理押し込んだところ、男子児童が嘔吐してしまい、さらには嘔吐して汚れた床の掃除もさせたそうです。
もちろん児童の保護者から抗議を受けて学校に発覚し、担任から外されるということになりました。
同市教育委員会の教育長も「行き過ぎた指導」と話していますが、確かにやりすぎです。
吐くほど嫌いなものをそこまでして食べさせるというのはいかがなものでしょうか。
【体罰と指導の境界線】
近年、教師の離職率も上がっている傾向にあり、教師の抱えるストレスというのは相当なものだとは思います。
中にはうつ病になってしまうほどの方もいるようですし。
モンスターペアレントなる保護者も急増しており、教師としては自分の思うような教育・指導ができないといったのが現状かと思いますが、体罰と指導の境界線というのが非常に難しいところですよね。
例えば、私の小学生のころなんかは悪いことをしたら叩かれることもありましたし、もっと上の世代に行けばそんなことは日常茶飯事だったという話も聞きます。
しかし、それを今の時代でやってしまうと瞬く間に問題になります。
教師が生徒にものすごく気を使っていると思うんです。何かあればすぐに保護者が出てきますし、教師の体罰問題も少なくないので少しでも問題になるようなことは避けたいですもんね。
なので、今の時代の指導方針などにも若干の疑問はあります。
悪いことをしたらきちんと叱ってくれるのだろうか?いじめ問題などにはちゃんと向き合ってくれるのだろうか…。
そこはきちんと指導してもらいたいですよね。
しかし、やはり今回問題となった給食を無理矢理食べさせるというのは指導とは言えないと思います。
生徒のことを想ってのことは指導ですが、教師のエゴのためにやったことは体罰なのではないかと。
どうしてそこまでして食べさせようと思ったのかはわかりませんが、どうしても食べたくないのであれば、「頑張って一口だけ挑戦してみて無理なら出してもいいよ。」くらいに、苦手なものに挑戦したという姿勢を褒めてあげるべきだったのではないでしょうか。
教育やしつけというのは我が子でさえも難しいことですし、それを担任の先生は30人とか見ているわけですから、その苦労もわからなくはありませんが、教師を仕事としている以上もう少し生徒のことを考えてほしかったですね。